不正出血について
自己解決せずにご相談ください
不正出血とは、ホルモン異常や病気などによって生理以外の時に性器から出血することです。大量に鮮血が出る場合やおりものに少量の血が混ざっているような場合も不正出血の可能性があります。また、不正出血には様々な種類がある為、中には心配がない不正出血もありますが自己判断は禁物です。
気になる症状がある場合は、まず当院にご相談ください。
Check! このような場合はご相談ください
- 生理以外の時に出血があった
- 排卵期に1週間以上も出血が続いている
- 性交渉の際に、出血がある
不正出血の種類
器質性出血
器質性出血とは、腟や子宮・卵巣などに何らかの病気があるためにおこる出血のことで、代表的な病気には、子宮筋腫、子宮内膜症、腟炎、子宮腟部びらん、子宮頸管ポリープなどが挙げられます。子宮がんが潜んでいることもあるため、必ず検診を受けましょう。
機能性出血
機能性出血とは、病的な原因がなくホルモンバランスの乱れで起こる出血で思春期と更年期に起こりやすいです。ホルモン異常や、卵巣機能不全、月経異常、排卵期出血(中間期出血)などが原因として考えられており、不正出血全体の約30%が機能性出血に当たります。
検査
性感染症検査
クラミジアや淋菌などの性感染症に感染している可能性がある場合に行います。
子宮がん検査
子宮体がんや子宮頸がんの検査を行います。
命に関わる病気のため定期的な検査をおすすめします。子宮頸がんは子宮頸部を棒状の物で擦り、細胞に異常がないかを調べていきます。また、子宮体がんでは、子宮の奥の細胞を擦りとり検査します。
子宮・卵巣エコー検査
子宮や卵巣の状態を経腟エコーで確認します。子宮頸がんや子宮体がんを発見できるだけでなく、卵巣のう腫や子宮筋腫などの疾患を発見できる場合もあります。
ホルモン検査
ホルモン異常の原因を確認するために、黄体化ホルモン、エストロゲン、卵胞刺激ホルモンなど女性ホルモンの分泌を検査していきます。