子宮のお悩みについて
女性の健康に
大きく関係する器官です
子宮とは、女性の下腹部に存在する袋状の器官で、骨盤のほぼ真ん中に位置しています。
妊娠や出産をつかさどるだけではなく、女性の健康状態に大きく関わり重要な役目の器官です。
考えられる疾患
子宮筋腫
女性ホルモンの影響で子宮にできる良性の腫瘍です。若い女性に多くみられ、自覚症状がない場合も多くあります。大きな腫瘍や症状がひどい場合は手術を行います。
子宮腺筋症
子宮内膜に似た組織が子宮筋層の中にできてしまう疾患です。生理痛や過多月経、不正出血などの症状がでることが多くあります。
子宮内膜症
子宮内膜組織や子宮内膜に似た組織が子宮以外の卵巣や腸、骨盤の中に発生してしまい、発育してしまう病気です。ひどい生理痛を伴い、生理が終わっても痛みが続きます。
卵巣のう腫
卵巣のう腫は無症状のことも多くありますが、突然痛みを伴ったり治療が必要になることもあります。症状がないことが多いので、検診で発覚することが多くあります。
子宮頸がん
子宮頸がんとは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが原因のがんです。性交渉により子宮頸部に感染します。
子宮体がん
子宮体部に発生するがんを子宮体がんといいます。日本人の女性に増えてきているがんの一つです。
卵巣がん
卵巣がんとは、子宮の両脇にある卵巣に発生するがんです。悪性度は低く、境界悪性腫瘍と呼ばれる卵巣がんも存在しています。
乳腺のお悩みについて
乳腺のお悩みもお任せください
当院では、乳腺に関わる様々な症状やお悩みに対応することができます。現在日本人女性の11人に1人が乳がんになるとも言われています。乳がんは早期発見・治療をすることができれば治すことができます。毎日、女性技師がマンモグラフィ検査を行っていますので、症状が無くてもぜひ一度お気軽にご相談ください。
Check! このような場合はご相談ください
- 乳房、脇の下にしこりがある
- 乳房が張る
- 痛みを感じる
- 湿疹や分泌物、ただれがある
考えられる疾患
乳腺線維腺腫
乳腺線維腺腫は、乳腺に発生する良性のしこりの中では最も多くみられる病気です。10代後半~20代に多く発生します。
乳腺のう胞
乳腺のう胞とは、閉塞した乳管が袋状になって分泌物が中にたまっている状態です。発症は35~50歳の年代に多く、分泌と吸収のバランスが崩れて発症すると考えられています。
乳腺症
30代~40代に多くみられる良性の疾患です。乳腺そのものがしっかりとしていたり、生理周期などのホルモンバランスの変動によって起こる場合が多いです。
マンモグラフィ検査
乳房専用のレントゲン検査です
マンモグラフィとは、乳がんの早期発見に欠かすことができない、画像診断の一つです。
マンモグラフィ検査では、乳房を撮影し、視診・触診ではわからない小さなシコリや石灰化を発見することができます。
当院では、
「AMULET Innovality」を
導入しております
Comfort Comp
(圧迫自動減圧制機構)なごむね
当院のマンモグラフィには、患者さんの乳房圧迫後に減圧して痛みを軽減する「なごむね」を搭載しています。マンモグラフィ検査では、乳房を圧迫・固定するため、痛みを伴うことがあります。患者さんからすると痛みを少なくしたマンモグラフィ検査が望ましいですが、単なる圧迫圧低減では画質や線量の観点からみても患者さんに利益はありません。
そこで、痛みを軽減する目的で、通常の乳房圧迫完了後に乳房の厚みが変化しない範囲(±3mm)で圧迫圧を軽減する機能を搭載しました。
ヒステリシス現象を利用して、通常の圧迫方法よりも最大圧迫圧となっている時間を低減します。
※ヒステリシス:物質の状態が、過去に加わった力の経過に依存する現象のこと
洗練された品質
当院のマンモグラフィには、オリジナルFPDを搭載しています。FPDとは、身体を透過したX線を受け取り、デジタル信号に変換することでレントゲン写真を得る装置のことです。
従来のマンモグラフィと比較すると高精細な画像を得ることができ、検査時の低線量化を実現、乳房ごとの適切な線量を実現することができます。
50μmの高精細画像
日本国内で販売されているデジタル式マンモグラフィ撮影装置の中で一番高解像度である50μmの画像を撮影することができます。
高精細画像で撮影することができるので、細かい石灰化の抽出が可能になり、医師の診断の際に石灰化の形状把握と分布がより明確に行うことができます。
高画質と低線量を実現
体内の立体構造を正確に抽出する画像認識技術により、なめらかで高精細な診断画像で見やすく撮影することができます。
また、撮影線量の大幅な低減も実現し、患者さんにより安心して検査を受けていただくことがが可能です。
スムーズな撮影が可能
撮影後、放射線技師が撮影した画像を確認するための操作卓で画像を表示するまでの時間は約5秒で、スムーズに撮影を進めることができます。
また、撮影時の乳房圧迫の時間も数秒ですむため、患者さんの負担を軽減することができます。